初めての浪曲。その世界に圧倒されてきた。
地下鉄から地上に出る時に吹き付ける、あの激しい向かい風を無効化したいcoo(@coo_09)です。
こんにちは。
特に冬場は何の罰ゲームなんだって感じですよね。
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浪曲という芸能
先日初めて浪曲というものを体感してきました。イメージとしては、落語の一部に節をつけて歌うような感じ。「啖呵」と呼ばれる落語のような語りの部分と、「節」と呼ばれるその歌のような部分から構成される演芸です。
ちなみウィキペディアだとこんな感じ。
浪曲(ろうきょく)は、明治時代初期から始まった演芸である。「浪花節」(なにわぶし)とも言う。三味線を伴奏に用いて話を語り、歌う。各演題ごとに歌う部分(節)と語り演じる部分(啖呵)を両方持つ。明治時代後期から昭和中期にかけて日本全国で庶民的な人気を博し、大衆文化として、日本の近代文化史・メディア史に欠くことができないものとなった。
浪曲 - Wikipedia
浪曲師と呼ばれるメインの演者さんと、曲師と呼ばれる三味線の伴奏者の2人1組で演じます。
これがなかなかいい感じなんですよ。三味線は曲を奏でるというよりかは、効果音というかお話を盛り上げるようなイメージ。でもそれでいて、三味線のテンポや強さに合わせてお話も盛り上がったりトーンダウンしたりと、その掛け合いがなかなか面白いんですよね。もちろん、お話そのものの内容もあるんだと思いますけど。
玉川奈々福さんがすごかった
今回は何人かの浪曲師さんが順番にやるのを観に行ったんですけど、なかでも圧倒的だったのが玉川奈々福さん。
玉川奈々福 - Wikipedia
節の歌声もすごくいいし、落語みたいに何人も声色を変えて演じ分けるのもメリハリがあってわかりやすい感じ。あと、たぶんお客さんを話に引き込むのがとても上手いんだと思うんですけど、あっという間に時間が過ぎる感じで楽しく観ることができました。
実は今回の浪曲は知人に勧められてのこと。しかもその知人もこの方の浪曲を観て、人に勧めたくなったらしく。
でもまあ確かにそれくらいのインパクトはありました。初めて観るジャンルのものって、次また観たくなるかが1つの評価基準になりますけど、確かに次また奈々福さんを観てみたくなりましたからね。
そんなわけでなかなか楽しい時間となりました。
いろんなものを観れるのってやっぱりいい
この前のオペラもそうですけど、最近そういう機会に恵まれていてありがたい限り。
もともと好きなアーティストのライブすら行ったことがないような、コンサートとか舞台とかそんなものには縁遠い生活を送ってきました。でも体感してみるとそれぞれいいものですよね。
だからまあファンになるのかというと必ずしもそうではありませんが、差し当たりは「ああ浪曲ね、こんな感じのやつでしょ」みたいな知ったかぶりをするくらいはいいのかな、と思っています。
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