cooのメモ帳

日々つつがなく。

さて、そろそろ宮部みゆきの「ソロモンの偽証」について一言言っておくか

釣り気味かつ偉そうなタイトルですいません...


一言で言えば、「本が手から離れない」
ページを繰る手が止まらない、本を閉じられない、でも何でもいいんだけど、何しろ手に吸いついてるように読むのをやめられない。
それだけ読ませます。
先が気になります。
前のめりになって読み進めてしまう。
ほんと休み中に読んで良かったですよ。 そうじゃなきゃ相当ストレスになってましたもん。
もっと読みたいのに読めないことが。
それくらい読ませる話でした。
やっぱり宮部みゆきすごいですね。
単行本3冊という分量を感じさせないくらいでした。
ちなみに1冊1,890円×3冊で合計5,670円。
それなりな値段だけど、個人的には映画3本観るよりも楽しめるんじゃないかと思います。

さて、肝心の内容ですがこんな感じ。以下3冊分Amazonの紹介文から。

その法廷は十四歳の死で始まり偽証で完結した。五年ぶりの現代ミステリー巨編! クリスマスの朝、雪の校庭に急降下した十四歳。その死は校舎に眠っていた悪意を揺り醒ました。目撃者を名乗る匿名の告発状が、やがて主役に躍り出る。新たな殺人計画、マスコミの過剰報道、そして犠牲者が一人、また一人。気づけば中学校は死を賭けたゲームの盤上にあった。死体は何を仕掛けたのか。真意を知っているのは誰!?
期間はわずか15日。有志を集め証人を探せ! 14歳の夏をかけた決戦、カウントダウン! もう大人たちに任せておけない――。保身に身を窶す教師たちに見切りをつけ、一人の女子生徒が立ち上がった。校舎を覆う悪意の雲を拭い去り、隠された真実を暴くため、学校内裁判を開廷しよう! 教師による圧力に屈せず走り出す数名の有志たち。そして他校から名乗りを上げた弁護人の降臨。その手捌きに一同は戦慄した……。
この裁判は仕組まれていた!? 最後の証人の登場に呆然となる法廷。驚天動地の完結篇! その証人はおずおずと証言台に立った。瞬間、真夏の法廷は沸騰し、やがて深い沈黙が支配していった。事件を覆う封印が次々と解かれてゆく。告発状の主も、クリスマスの雪道を駆け抜けた謎の少年も、死を賭けたゲームの囚われ人だったのだ。見えざる手がこの裁判を操っていたのだとすれば……。驚愕と感動の評決が、今下る!


ざっくり言えば、突然訪れたある中学生の死をめぐって、最終的に学校内で模擬裁判を行って真相を突き止めようとするお話。
1冊目は一連の事件、2冊目は裁判の準備、3冊目はあたまから最後まで裁判のみ。
法廷ものが比較的好きっていうのもあって楽しく読めました。
もちろん法廷ものに慣れてなくても全く問題無し。
何しろ設定が中学生ですからね。
まあ、こんなすごい中学生いないよ、というツッコミどころはありますが。

何しろオススメですので、まずは1冊だけ買ってぜひ。読み始めたら、なんで3冊まとめて買っておかなかったんだろうと後悔すること間違いなしですw

ソロモンの偽証 第I部 事件
宮部 みゆき
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ソロモンの偽証 第II部 決意
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ソロモンの偽証 第III部 法廷
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